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トップ > すざく > 速報 > 2006-04-01

すざく観測速報5: X線で硬い宇宙の穴

〜「すざく」で探るブラックホール〜

本記事は天文月報99巻3号に掲載されました。

近づきすぎると光さえも吸い込んでしまうブラックホール. その特性を調べるには, 銀河系内で 30 天体以上も存在の知られている「ブラックホール連星系」の観測が重要となります. 恒星からブラックホールへ落ち込む物質はX 線で明るく輝き, そのエネルギースペクトルには, 落ち込む物質が放つ温度 1 千万度の熱的な成分と, より高エネルギー側まで放射されている硬い成分が存在します.「すざく」に搭載されている 硬X線検出器は, 世界最高の性能をいかんなく発揮し,二桁以上のエネルギー領域にわたり、硬い成分を精度よく検出することに成功しました(図). このデータにより、いまだ多くの謎につつまれている硬い成分の起源が解明され, ブラックホールの新たな一面が明らかにされるはずです.


図: ブラックホールの元祖ともいうべき,はくちょう座X-1,およびマイクロクエーサーGRO J1655-40の「すざく」によるX線スペクトル. ひじょうに広いエネルギー帯にわたってべき関数的にのび, 硬X線で熱的に折れ曲がるブラックホール特有のスペクトルが得られた.

文責: 久保田あや(理研), 高橋弘充(東大), 上田佳宏(京大), 北本俊二(立教大),堂谷忠靖(ISAS/JAXA)

JAXA 宇宙科学研究本部 高エネルギー天文学研究系

Last Modified: Wednesday, 06-Sep-2006 20:33:33 JST